【独学3週間】簿記3級(ネット試験)の勉強方法【体験談】

その他

今年(2021年)の2月に、夫が簿記3級のネット試験(CBT方式)に合格しました。

その時の勉強方法や学習期間について、色々と体験談を聞いたので、内容をまとめてみました。

簿記3級の学習方法を模索中の方や、短期間で合格したい人は参考にしてもらえると嬉しいです。

1.受験者(夫)のスペック

・システムエンジニアをしているサラリーマン
 (前職は営業。今までに経理等の簿記に関わるような仕事はしていない。)


・私大の理系卒
 (大学で簿記や会計の授業を受けた経験もない。高校も普通科を卒業。)


以上の2点から、簿記3級の受験を決める前まで、全く簿記に触れることもなく今まで過ごしてきたよう。。。

2.使用した参考書・問題集

使用した参考書・問題集は以下の2つのみ。

①ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ

簿記3級参考書_ホントにゼロからの簿記3級

 ⇒簿記3級の試験を決めた際に読み始めた参考書。

  amazonプライム会員であれば無料で読むことができたので、この本に決めた・・・

  決めた理由はあれだが、使用してみると、ふくしま先生はYouTubeにも講義動画を上げてくれており、通勤時に勉強しやすかった

  とてもコスパのよい参考書。


 使用方法:各章に対応する講義動画を見てから、その章のテキストを読む

②みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記

簿記3級問題集_みんなが欲しかった!簿記の問題集

  ⇒①の参考書を読み終えた後に購入した問題集。価格は1,100円(税込)。

   この本の購入しようと思った理由は、ネットでの評判がよかったため。

   また、購入前に本屋で流し見をし、ネット試験にも対応できるのではないかと思い購入を決断。

   購入特典である『「ネット試験」模擬試験プログラム』をダウンロードすることにより、受験前に試験環境を体験できたのが感動的だった


 使用方法:3周問題を解く。間違えた問題にはチェックを付けておくが、それ以外の書き込みは行わない。

3.学習期間

学習期間(参考書を購入してから受験日まで):3週間

トータルの学習時間:約70時間

平日の学習時間:約3時間(内2時間は通勤時の電車内での勉強、1時間は帰宅後)

休日の学習時間:約4時間(日中帯にダラダラ1時間、子どもが寝てから3時間)

4.勉強方法

学習1週間目

最初の1週間は「①ホントにゼロからの簿記3級『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ」の参考書を読むことだけを行った。

勉強方法は、参考書の章に対応するYouTubeの動画を見て、その後に該当章の参考書を流し読むということを繰り返した。

よく理解できない部分もあったが、深く考えすぎず、1週間で参考書を1周することだけを考えて学習を進めた。

学習2週間目

2週間目は「②みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記」の問題集を頭から順に進めていった。

最初の1周目はほとんど自力で問題を解けなかったので、少し自分で考えても分からなければ回答を読むという感じで問題集を進めていった。

問題集の解説を読んでも分からない部分は、①の参考書の該当箇所を探し読み直した。

2週間目は「②みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記」の問題集を1周解くためだけに時間を使った

学習3週間目

3週間目は「②みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記」の問題集を解けるだけ解きなおした

その際、2周目以降で間違えた問題は以下の画像のように「✔」を付けておき、3周目以降に優先的に問題を解きなおすこととした。

簿記3級_問題集使用例

ちなみに、2周目以降に間違えなかった問題は、基本的に解きなおすということをしなかった。

ただし、『簿記は仕訳が命』ということをどこかできいたことから、仕訳の問題は空いた時間を見つけて解きなおしていた。

試験前日

試験前日は、「②みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記」の購入特典である『「ネット試験」模擬試験プログラム』をダウンロードし、ネット試験の環境を体験。

(このアプリのおかげで、試験会場でも落ち着いて問題を解くことができた。
 試験環境ととても似た外観、操作性であったため、試験会場で感動した。)

5.受験時の点数

第1問:42点
第2問:9点
第3問:35点

合計:86点(合格ラインは70点以上)

ちなみに、夫は試験当日、会場で印刷ボタンを押さずに画面を閉じてしまったらしく、結果を家に持ってかえることができなかったらしい・・・

試験結果が欲しい人は、試験終了後の画面で結果を印刷することを忘れずに・・・

6.受験時のアドバイス

問題を解く順番について

ネット試験の時間は60分と短いため、問題を解く順番を試験前に決めておくのがベスト。

受験者(夫)は『第1問 ⇒ 第3問 ⇒ 第2問』の順番で解いたとのこと。

理由は、第1問、第3問は比較的満点を取りやすい問題であり、どちらも満点であれば第2問が仮に0点であっても合格することができるから。

また、第2問はその日の問題が自分に合う・合わないが出てくるように感じたので、一番最後に持ってきたらしい。

ネット試験ならではの対策について

PC操作で問題を回答する必要があるので、PC操作に慣れていない人は若干戸惑う可能性がある

おすすめの対策方法として、「②みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記」を購入している場合には、パソコンに『「ネット試験」模擬試験プログラム』をダウンロードして、PC操作に慣れておくのがベスト


また、上の参考書を購入していない場合、少なくともYouTube等で操作方法の解説動画を確認しておくのがよいと感じた。


ただし、一部誤ったショートカットキーを伝えているような動画も見受けられたので、注意が必要。

7.受験の経緯

ネットサーフィンをしていた際、簿記のネット試験(新形式の試験)が始まったことを知る。

簿記3級のネット試験であれば、いつでも受験できると知り(受験会場の予約状況にもよるが・・・)、勉強を始めた。

ちなみに、資格を取得したが、会社の業務とは全く関係ない資格だったため、あまり評価はされなかった模様・・・(笑)

8.受験者(夫)のコメント

全くの未経験・未就学から勉強したが、わりと初学者でも理解に苦しむ部分は少なかったと感じる。

ただ、社会にまだ出ていない学生さん等は、分からない単語が多少出てくるように思えた。

そういう部分は一つずつ調べて、理解する必要があるように感じる。

例えば、減価償却費とか。(自分が学生のころは減価償却なんて単語を知らなかった。)


また、今回紹介した方法で簿記3級の試験に合格することはできると思うが、満点をとることは難しいと感じている。

理由は2点。

  • 試験までの時間が3週間と短いため、一部浅い理解になっていた。
  • 第2問の問題で満点を取れる気がしなかった。(色々な帳票が出てきたが、全てを理解しきれなかった。)


今回、勉強に使用した参考書・問題集は、価格が安いのにもかかわらず、とてもクオリティが高いと感じた。

どちらもおすすめしたい書籍だが、強いて言えば、参考書と問題集は同じシリーズで統一した方が勉強しやすかったのではないかと思う。

(問題集でつまづいた際、参考書に戻りやすいと思うので。)

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